あおに鳴く/灼 ネタバレ・感想

感動BL

【 あおに鳴く  】灼

君がここに来た意味は何?
深まる謎に対峙する無視できない恋心


記憶をなくした律儀な青年 × 物静かな世話焼き男子高校生
カップルのご紹介です♡
ほしか

穏やかに流れる空気感に癒され
静かに高まっていく恋心に胸が熱くなります

こんな方におススメ♪

  • 秘められた謎の行方にドキドキしたい
  • ゆっくりと湧き上がるふたりの感情にモダモダしたい

えっち度
1.0

おおまかなあらすじ

一週間前に唯一の同居人だった祖父の菊次郎を亡くし
小さい頃の思い出のおもちゃの飛行機を飛ばす嘉山司郎かやましろう

飛行機が静かに落ちたその先に彼は佇んでいた
戦時中の特攻服を身にまとい空を見上げている

「・・・・どちらさま?」と問う司郎

「・・・私は・・・誰だ?」
そう言った彼は気を失い倒れてしまう


気が付くとどこかの家
側にはさっきの少年が

改めて名前を問われるが
自分のことがまったくわからない

「これは?」
「鉛筆」
「じゃあコレ」と携帯電話をみせる司郎
「・・・なんらかの機械」

困惑する身元不明の彼と司郎

結局正体がわからないのままの彼は
しばらく司郎の家で世話をしてもらうことに

名前が無いのは不便だということで
先日亡くなった祖父の名前の一文字を拝借し
菊さんと名付けられる

とりあえず食事だと言い食卓に着くふたり
米・味噌汁・漬物・野菜と卵焼き

「菊さん、美味しいですか?」

「美味しい…知ってる味だ…」

得体のしれない自分に対してなんの気負いも感じさせない司郎に
感謝とともに改めて世話になる礼をする菊さん

飄々とした司郎と
記憶を失くした律儀な青年菊さん

大きな謎をはらみながらも
お互いの心の隙間を埋め合うような
静かで穏やかなふたりの日常が始まる・・・

感動ポイント

なぜ菊さんがこの現代に来たのか?
それがなぜ司郎の元だったのか?

この謎が今後の展開のキーになります

飄々として何事にも達観している
高校生とは思えないほどの芯の強さを感じる司郎と

何事にもまっすぐで誠実で、だけど頑固で
放っておけないようなしおらしさを持つ菊さん

序盤はふたりのやり取りや会話が
とても可愛らしくてずっと見ていたいくらい

中盤からの司郎が、菊さんが、
お互いを意識し始めるその心の動きの描写が繊細で
ふたりが愛おしくてしかたなかったです

司郎と菊さんを苦しめる「謎」をチラ見させて続巻に引き継がれます

続きが気になる!!

試し読みはこちら♪