【 4月の東京は…(上) 】ハル
ずっと好きだった…
だけど言わない…
カップルのご紹介です♡
哀しいほどに美しい純愛
あふれるほどの愛情が胸を突き刺す
こんな方におススメ♪
- 相手を思いやる純情で一途な愛にトキメキを感じたい
- 映画のような重厚なストーリーが読みたい
- 涙腺が崩壊するほどの深い感動を味わいたい
えっち度
おおまかなあらすじ
アメリカから懐かしい思い出のある東京へ帰ってきた滝沢和真
ここは初恋の人がいた場所
和真はこの春、東京のデザイン会社に入社した
社内を案内してもらっている最中
なにやら揉めている社員のふたり
ひとりは配属された人事部の上司
もうひとりはデザインチームのリーダー
和真は目を見張る
「蓮?蓮だろ?」
デザインチームのリーダーは和真の初恋の人 石原蓮だった
「あ!久しぶり」
蓮のあまりのそっけなさに動揺する和真
そしてなぜか「早乙女」だった苗字が「石原」に変わっている
だから探しても見つけられなかった?
困惑と戸惑いを隠せない和真
10年前の中学2年生の時
両親の突然の離婚で母と東京へ来た
気の弱い性格で日本への転校が恐怖でしかなかった和真
そこには和真の動揺を静かにおだやかに支えるクラス長の早乙女蓮がいた
徐々に蓮と一緒に過ごす時間に心地よさを感じるようになる和真
中学3年の夏
いつからか蓮は時々自分だけの世界にいる
そんなことが気になり始めていた和真
ある日、蓮の携帯メールを見てしまった
「日曜日。○○ラブホで。一緒に気持ちいいことしよう」
蓮が誰かとつきあっている?
気になってしかたがない和真は○○ラブホの近くで張り込んでいた
現れた蓮
一緒にいたのは男性
驚く和真
「触るな!」
叫び、怒りの表情をたたえ一緒にいた男を追いやる
「なんで?」悲痛な表情の和真
「俺はセックスがしたいだけだ。邪魔するな」と蓮
「お…俺としよう
ただセックスがしたいだけなら俺としよう!」
ここからふたりの哀しくも美しい物語が始まる…
感動ポイント
こんなにも不器用でせつなくて美しい愛があるのか?!
初恋が一生を懸ける愛になる
その真剣さと深さ
子供であったがためになにもできない非力感と絶望
それを上回る相手を想う愛情がなんと美しいことか…
特に蓮の境遇と抱え込む想いがつらすぎて
せつなすぎてたまらなかったです
何回読んでも、何度も泣ける
感情があふれて止まらなくなる
とてつもない名作だと思います
4月の東京は…→試し読み♪試し読みはこちら♪
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