【 リンクス 】キヅナツキ
過去にとらわれ進みたいのに進めない
愛したいのに愛し方がわからない
4組のカップルのご紹介です♡
不器用な愛し方がじれったくてせつない
心が揺さぶられる感動が待っています♪
こんな方におススメ♪
- 素直になれないじれったさにモダモダしたい
- 映画のようなストーリーに心震わせたい
- せつなさと愛おしさがこみ上げる感動の涙を流したい
えっち度
おおまかなあらすじ
- ほがらかで人なつっこいカフェ店長の 新発田諒 × コミュ障で無口なラジオパーソナリティの関屋真人
- 明るくて気さくなおバカさん 一途な男 燕弥彦 × 影のある色っぽいカフェオーナー 新津秋葉
- 物静かでおだやかで不穏な彫金師 亀田葵 × 細かいことは気にしない根あかリーマン 萩川佑成 × 拾われラブリー猫
- ノリは軽い武闘派ツンデレ美人 中条忍 × 一見無骨な優しい男 佐渡隆晃
オムニバス形式で、カップルになれそうでなれない4通りの恋と人生がリンクします
―
ラジオから流れる関屋の声に惚れすぎている根アカなフレンドリーおっさん新発田に
猛烈友達になろうよ攻撃を受けつづけられること1年あまりの関屋
人とのコミュニケーションを避けてきたはずなのに新発田にはまったく通用しない
自分の感情がわからず調子が狂いっぱなしでイラつく。。。
―
第一日目 神は昼と夜をつくったが、亀田は捨てられた猫と人間を持って帰る
第四日目 神は太陽・月・星を作ったが、亀田はキャットタワーを作る。。。
神が世界をつくった一週間になぞらえてゆっくり静かに恋が始まるストーリー
―
ほのぼのした、あたたかくかわいいストーリーが
メインとなる秋葉の初恋から始まる美しくてせつないストーリーへと
一つの流れに収束していく、不器用すぎる男たちの愛情物語
感動ポイント
秋葉・中条・佐渡
三人の過去の想い出から今にいたる背景に胸が締め付けられます
秋葉の回想シーンにまずやられました
人を好きになるときめきや喜びもあるけど、好きという感情が自分を苦しめる鎖のように感じる
そんな気持ちの持っていきようのないやりきれなさがつらかった
秋葉の終わらせることができない深い想いや
中条と佐渡のふたりのあいだに流れる感情の持って行き場がないあやうさ
素直になれない苦しみが伝わってきて読んでてしんどくなる
もうそれからは涙があふれすぎちゃってまともに読めないくらいグズグズです
物語の終盤はページをめくるごとに泣きました
こんなに素敵なお話が一冊にまとまっているのがすごいと思います
喜びがあふれたり…
哀愁漂ったり…
キレイすぎる想い出が忘れられず苦悩したり…
たくさんたくさん感動したシーンとセリフがあるんだけど、佐渡の
「お前が不幸でも全く構わない 傍で俺に愛させてくれ」
これ、ヤバかった。。。
佐渡の心情が痛くてせつなくてたまらなくて。。。ぶわっときました
物語の終わりに向けての盛り上がりがすごいです
一本の映画を観終えた満足感がありました
最後の最後まで、泣けて泣けて仕方がなかった
読み返すたびに感動が深くなる名作です!