【 羊の皮を着たケモノ 】九跨
モデル並みの容姿を持つ魔性の男の裏の顔
予想外の展開にハラハラドキドキが止まらない
カップルのご紹介です♡
どん底を救い上げる愛にの深さに
感動がおさまりません!
こんな方におススメ♪
- 映画のようなストーリー展開に引き込まれたい
- 深くあたたかい愛情に感動したい
えっち度
おおまかなあらすじ
日下部大地は疑っていた
姉から結婚を前提としておつき合いをしている井川淳を紹介される
高そうなスーツを身にまとい一流企業に勤め将来も有望
しかもものすごく顔が良い
誰がみてもモテるであろうこの人が
甘え上手だがガサツで猫かぶりな姉となんで?
人を見る目はある方だと自負しているし
直観として怪しんでいるにも関わらず
井川のやわらかい物腰やスマートな所作に目が離せない大地
微笑まれてドキッとする自分がいる
決して自分はソッチじゃないのに!
偶然、街中で井川と再会する大地
一緒に就活中の友人との輪の中にすんなり入り込んでくるコミュ力の高さに驚く
姉と三人で会った時より親しみやすくフランクな感じだ
その日を境にふたりは連絡を取り合い食事をするようになる
大地は井川のことが気になって仕方がなくなっていた
姉を差し置いておたがいの連絡先を交換してやりとりをする
後ろめたさがあるがこれは偵察だからと自分に言い訳をしている
そう、偵察・・・
「大地くん俺のことずっと観察してたよね?」
井川にはそれを見事に見抜かれていた
バレてる・・・(-_-;)
図星を指されたのをきっかけに
肩の力が抜けて井川との会話を楽しむことにした大地
身の上のことなどいろいろ話す
井川と共有する時間は大地にとって心地の良い時間となっていく
井川の肩肘はらないフランクさや大人の包容力を見せつけられ
警戒心も疑っていた心もするりと溶けきってしまう
・・・これがこの男の罠にも関わらず・・・
感動ポイント
序盤の不穏感からの怒涛の展開にハラハラしっぱなしでした
大地と辰巳の過去のエピソードが語られ
そこからの、それぞれの人生が今を形作っている
心のあたたかさを与えられた者と
与えられなかった者
辰巳ははたから見たらとんでもない悪党
やってきたことは許されないことだけど
育ってきた環境でゆがめられてしまった経緯は同情できるのです
そこをきちんと理解して大きな愛情で包み込む
大地の懐の深さにこみ上げるものがありました
大地が辰巳と出会ってからの感情表現が
とても繊細に描かれていて感情移入をしまくりです
あたふたしたり、ときめいたり、疑ったり、絶望感を味わったり・・・
辰巳の犯した罪を赦して、彼のわかりずらい良心を真っ向から信じる
辰巳を深く愛してしまった大地のせつない想いに
感動して涙がでてきてしまいます
大地の想いに辰巳にも心境の変化が・・・
あ~~いい~
もっと書きたいけどこれは読んでもらいたい!
感情に訴えてくる映画のような完成度の高いストーリーです
できることなら辰巳視点のストーリーも読んでみたいなぁ
辰巳の深い闇をこじ開け
光を当て続ける大地の健気さと温かさに癒やされる素敵なお話です
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羊の皮を着たケモノ→試し読み♪