【 鬼と天国（下）】お吉川京子・阿賀直己
本気の愛に戸惑う
ピュアな恋心が尊い
男子校の先生カップルのご紹介です♡
クライマックスのトキメキで
心臓がイタイ♡
こんな方におススメ♪
- トラウマを癒やす温かさに感動したい
- 恋愛初心者の純真無垢さに萌えたい♡
- あったかい強引さに胸キュンしたい
えっち度
おおまかなあらすじ
絶賛流されまくりの青鬼篤郎
今日も保健室のベッドに手錠で身動きを封じられ
養護教諭の天獄学に攻められていた
「なにを考えるんですか！あんたは！学校にこんなもの持ち込んで！」
コトが終わった後に吠える青鬼
「なにがですか？」
今さら何を常識人ぽいことを言ってるんだかとほくそ笑む天獄
「学校外ならいいんですか？」
「じゃあ食事にでもいきましょう！デートですね」
はしゃぐ天獄
複雑な表情の青鬼
この感じはなんだ？
最近は天獄を苦手だと思わなくなっている事に戸惑う
恋人でも友人でもないこの関係って…
はじめて来る庶民の居酒屋に楽しそうな天獄
あれやこれやとやってる関係なのに
いざとなるとお互いのこと知らないなと思う青鬼
ひねり出した天獄への質問
「・・・ご趣味は」・・・
天獄は相変わらず人目をはばかることなく
「セックスですかね」
周囲の人々も引きまくっている
ああ言えばこう言う
そんなたわいもない会話がつづくふたり
天獄が語りだした子供の頃かわいがっていた子犬の話…
天獄の心の柔らかい部分を垣間見る
帰りの車中
天獄の子犬への想いをおもんぱかり声をかける青鬼
「結構傷ついたんだろ？犬いなくなって…」
動きが止まり沈黙の天獄
あれ…？なんかまずかった？
失言かと思い車から出ようとする青鬼
青鬼の腕をつかみ自分の元へグッと引き
むさぼるようにキスし首筋に噛みつく天獄
「…鎖で繋いでおきたくなる…」
天獄に抱きつかれて
本当の自分の気持ちに向き合う青鬼
自分から誰かを好きになることなんてなかった
これも流されているだけなのか…
心が少しづつ近づいているふたりの前に
新たに現れた新任教師
彼がふたりを引っ掛き回す…
感動ポイント
今回は天獄のこじらせた深い病みがいろいろあらわになります
自分の感情に真剣に向き合うことになる天獄が
母性本能をくすぐるかわいらしさです
やってることは結構エグいのに
恋愛は初心者
赤ちゃんみたいな無垢さにもノックアウトです
ホントにズルいわ！
一方、自分の気持ちがはっきりわかった青鬼が
どんどん゛いい男゛になっていくんですよ
あんなにくたびれたおっさんだったのに（笑）
でも基本おっさんなので
かっこよすぎないのがまたいいのです♪
青鬼の優しい強引さと
自分の弱さをさらけ出せる様になった天獄の甘えっぷり
おたがいの欠けた部分を補うような
歪んで軋んで痛みが出ている部分を癒やすような
そんな救いのあるストーリーにじんわりと胸が熱くなりました
トキメキの波がおさまらない素敵なお話です
ぜひ上下巻一気読みしてほしい！
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